グレープ : Grape

グレープ : Grape
Biography

グレープは、さだまさし(ヴォーカル・ギター・ヴァイオリン)と吉田正美(現・吉田政美、ギター)による日本のフォークデュオ。1972年結成、1976年解散。

 ・ グレープ・さだまさしのまとめサイト:100MasashiSada.com

1974年4月25日に第2作目のシングル「精霊流し」を発表するが、まだ無名のフォークデュオであった。しかし、東海ラジオの深夜番組『ミッドナイト東海』の中で、アナウンサーの蟹江篤子が担当の曜日で毎週のように流し続けた。これが助力となって、放送エリアの名古屋地区のみならず全国的なヒットとなり、この年の第16回日本レコード大賞作詩賞受賞することとなった。

1974年10月25日に3枚目の「追伸」をリリース。4枚目の「ほおずき」(1975年3月25日リリース)は二人が考えていたほどのヒットには至らず、5枚目の「朝刊」(1975年8月25日リリース)は、それまでの暗いイメージの払拭を狙ってのリリースであったが、彼らが考えていたほどのヒットにはならなかった。
しかしクラフトのセカンド・シングルのために提供した「僕にまかせてください」(1975年4月10日リリース)は大ヒットし、さだはソングライターとしの手腕を発揮している。

1975年11月25日、6枚目にしてグレープ名義ではラスト・シングルとなる「無縁坂」をリリースし、「精霊流し」以来の大ヒットとなる。さらに、アルバム『コミュニケーション』に収録された「縁切寺」は収録曲の中でもとりわけ人気を博し、グレープ解散後の1976年8月21日にはバンバンがシングルとしてカヴァー・リリースし、ヒットさせている。

解散から15周年目の1991年には一度「レーズン」の名で再結成し、アルバムをリリースしている。なお、レーズン名義になった理由は、もう新鮮なグレープ(葡萄)ではなく、年月を経てしなびた葡萄、すなわちレーズン(干し葡萄)になったというさだの洒落からである。